お知らせ
2020年4月13日
カイロプラクティックから見る検査法
こんにちは、セスラ院長の田中です。
これから症状の見方について記載していきます。
患者様に症状が出た時、病院ではなく整骨院や整体院に行かれるケースは多いと思います。
施術者には適切な処置、もしくは病院に行く必要があれば、適切な専門医を教えられる知識が必要です。
なにか症状が出た時、どうすれば良いのか、当ブログを参考にしていただければ幸いです。
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問診のやり方
問診は、症状の箇所、発症時期、動作による悪化有無が大切です。
そして、出来る限り患者様の言った通りに記録します。
症状の箇所
患者様は首、肩、背中、腰と大まかに症状の箇所を言われますが、施術者は症状の箇所に直接触れて確認します。
箇所以外に症状の大きさ、深さ、押して痛いかの有無が大事です。
原因が筋肉、靭帯、神経等のどれにあたるかの判断にもなりますし、それによって施術内容、施術計画も全く変わってきます。
また、急性、慢性によっても患者様の感じ方が変わります。
施術者には、状況に応じて判断する能力が必要です。
発症時期
発症時期は、併せて何をしている時に症状が出たのかを確認します。
ふいな動作、座っている時、立っている時、歩いている時など当初の状況確認は必須です。
次に症状の経過です。
経過で今は悪化しているのか、回復に向かっているのか判断できます。
状態によって施術内容も変えていく必要があります。
動作
動作によって症状の変化を確認します。
どうすると痛いか、楽になるのか、またじっとしてても痛いのか。
特に神経性の症状は、動作によって症状の変化が出やすい特徴があります。
そして、神経性の症状は特に気をつける必要があります。
神経症状を強くする施術は良くありません。
間違いなく悪化します。
神経症状が悪化した例
以前、坐骨神経痛を患った患者様が来院された時のお話です。
歩く時のも本当にきつそうで、すぐに座って頂きました。
座ると症状がすぐに楽になるので、これだけでも神経症状を疑わせます。
問診をすると、今の症状は最近急激に悪化したそうです。
どうも当初は軽い痺れ程度でしたが、完治させる為にスポーツトレーナー下でトレーニングをしたとのことです。
トレーニング中にも症状が強くなったみたいですが「痛みを乗り越えれば良くなる」と言われ、無理に続けたそうです。
トレーニング内容も聴きましたが、明かに患者様の症状を悪くする動きでした。
施術計画
施術計画を立てることが大切です。
治療は決して、一方的なものではありません。
症状によっては、禁止動作の説明やアドバイス、運動療法も必要になってきます。
治療計画をしっかり説明することで、患者様の治療に取り組む姿勢も変わり、より改善に近づいていきます。
身体を良くしていく為には、施術者と患者様が一緒に直していく気持ちが必要です。